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(5) 上記検討の結果、船級ルールの制約を考慮しても二重底の最適を桁配置を選択する事により10%重量を軽減出来る事がわかった。
(6) 二重底の最大撓みとスツール下部及びビルジホッパ―ナックル部の最大主応力の関係のグラフを作成して相関関係を表す事か出来た。
3.7.2.5 クロスデッキ
(1) クロスデッキが一番大きな圧縮力を受ける状態を考え、NKの検査要領に従いパネルの座届検討を行ったところ、一部のパネルで座屈強度を満足しない事がわかった。
(2) (1)で考えた荷重状態は、波浪が上甲板上2.45mにまで達する事になるが、実際このような状態が起こり得るのか調査をする必要がある。
(3) 当荷重状態の基で桁の応力については、特に問題がない事がわかった。
(4) クロスデッキ全体のたわみについては、デッキガーダ―の追加やハッチエンドビームの深さの増大等、桁の剛性を上げてもさほど効果がない事がわかった。
(5) クロスデッキ全体の変形の状態を見るとセンタ―ライン上がもりあがっているが、その原因は横断面、特にトップサイドタンクの回転変形にある事がわかった。
(6) それ故クロスデッキの撓みを減少させるためには桁の剛性を上げるよりサイドフレームやトップサイドタンク、更にはアッパーストツールの剛性を上げる事が根本的には必要である事がわかった。
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